7G通信制限とは
各キャリア、(docomo,au,SB)共に横並びでモバイルデータ通信(パケット通信)定額サービスというのを行っていますよね。
1カ月5,460円や5,985円で高速データ通信(4G/LTE)ができますよというサービスなのですが、このサービスにはある一定のデータ通信量を超えるとスピードダウンするという制限があるのです。
契約時に説明を受けたり、パンフレットに記載されていたりするのですが、いかんせん「大量にデータ通信を行わないと適応されないので大丈夫」という意識なのでピンとこない人がほとんどなんです。
その高速での通信量の上限が1ヶ月間で7GBなのです。
通常のスマホなどでの現在のLTE通信で出ているスピードは10Mbps~20Mbps程の高速スピードで通常のホームページはもちろん、動画もストレスなくサクサクと見れるはずです。
ですがこの7GBの通信制限を受けるとモバイルデータの通信速度が128kbps以下にスピードダウンするのです。
各社キャリア7G通信制限適応後のスピード128kbpsは実際に出ているのか
約1/100のスピードになるという事で、動画なんてまともに見れないですし、通常のホームページ閲覧でも1ページ開くのに数十秒からひどい時には1~2分掛かったりします。
パケホーダイという言葉がありますが、正確には「高速データ通信は7GBまで使えて、それ以上は超低速でもよかった使い放題だよ」という事になります。
もちろんdocomo,au,SBすべての会社で同じ事が言えます。
この通信速度制限に引っ掛かって「あれ?!急に遅くなった!壊れたのかな?!」と思う人が現在急増しているのです。
この7GBの速度制限に掛かると、その月の月末まで超低速でのネット接続になりますので注意が必要です。
どんな使い方をしてると7GB速度制限にかかりやすいか
毎日youtubeで動画を1時間以上見たり、LINEでの通話を長時間したり、モバイルデータ通信を使いすぎると7GBに達する可能性がグッと上がります。
学生さんの一人暮らしや、特に自宅がWI-FI環境でない人は常時スマホがモバイルデータ通信を使用している事になるので、アプリのダウンロードから何もかもの通信が7GBへのカウントダウンを登る対象になるのです。
しっかりと自分がどのくらいのデータ通信を行っているのかを把握しておけば通信速度制限にかかることも減るはずです。
速度制限にならないようにするには
これはモバイルデータ通信を減らすという事なんですが、動画の視聴や音楽やアプリのダウンドードはwi-fi環境下で行う事です。
wi-fi環境でのスマホの利用はモバイルデータ通信を全く使用しませんので、この7GBの通信制限の対象外となります。
自宅はもちろん、職場や、よく行くお店などでwi-fi が利用できるのであれば積極的に使いましょう。
安定した電波を確保するだけでなく、通信速度制限に掛からなくするコツでもあります。
それもできないという方は4G通信をオフにして3G通信にすれば動画など視聴するのに時間がかかるため徐々に見なくなるという傾向があります。
3G通信でも十分にSNSやホームページ閲覧には問題ないですし、動画やデータ量の多いものを見たり使ったりという頻度が勝手に減ります。
7GB制限以外にも通信速度制限がある!
この1カ月7GBの制限以外にもさらに知られていない通信制限があります。
それが3日間で1GB制限です。
こちらをどうぞ
3日間(72時間)1Gの通信制限は急にやってくるぞ!知らないとびっくりしますよ。
パケホーダイという言葉がイメージしていたものとちがうという事が徐々にお分かりだと思います。
なぜ通信速度制限を行うのか
この通信速度制限を行う理由なんですが、各社言い分が違うのです。
本当にも高速データ通信(4G/LTE)を上限なく使い放題にした場合、現状の通信回線がパンクする恐れがあるから、制限を掛けているという会社や、利用者の公平性を保つために一定の制限も設けているという会社もあります。
ですが実際はどのキャリアも上限を撤廃すると利益を取る部分が無くなってしまうからというのが本音なんです。
7GB制限の解除を行う際に追加で2GBを2,625円で購入することができるのです。
docomoでは128kbps解除、auではエクストラオプション、ソフトバンクでは通常速度に戻す申込みと言い方は違いますが、価格は全く同じ。
この2,625円なんて支払っている人居るの?と思われるかもしれませんが、ものすごく多いのです!
7GB制限の直前通知マールが来たー!って人、結構周りにいるはずです。月末まで残り10日、我慢して使うか、1回だけなら2,625円払って高速に戻そうか、あなたならどっちにします。
結構払っちゃう人多いんですよね。一度感じた便利さは手放せないのが人間。2625円で買える便利さという事です。
この利益を保つために携帯各社は通信速度制限を掛けていると言っても過言ではありません。
通信速度制限の上限7GBの撤廃があるとすれば音声通信の定額を先に打ち出したソフトバンクが一番可能性が高いですよね。通信回線のさらなる整備とスマホ・携帯以外(yahoo、タオバオ等)での収益確保ができるソフトバンクがキャリアでの利益を度外視した作戦に打って出る事が一番現実的です。
VoLTEの普及前に音声定額を開始し、モバイルデータと音声通信全てを定額化し、この先に上限を撤廃すればdocomoとauは完全に太刀打ちでき無くなります。
楽しみに待ちたいですね。